零から

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大学二年生で技術士の一次試験は受けておこう

技術士の試験に受験申込を申し込みをしたので、近くの書店で技術士の一次試験の参考書を購入してきました。

買ってきたのは以下の二冊です。

 

2017年版 技術士第一次試験基礎・適性科目完全解答

2017年版 技術士第一次試験基礎・適性科目完全解答

 

 

 

技術士第一次試験電気電子部門完全制覇 改訂2版

技術士第一次試験電気電子部門完全制覇 改訂2版

 

これを読んでて思ったことが「あれ、これ大学の試験より簡単じゃないか」ということです。

 

 

試験の概要

試験は基礎科目、適正科目、専門科目の3つに分けられます。

3つも受けなきゃいけないのか!と思うかたもいるかもしれませんが、それぞれに特徴があるため、それほど気負うことのない内容ですよ。

基礎科目

基礎科目は五つの問題群に分かれています。

  • 設計
  • 計画、情報
  • 論理、解析、材料
  • 化学
  • バイオ、環境・エネルギー
それぞれに関する5つの択一問題群から6問ずつ出題されます。
そこから3問づつ、計15問選択します。つまり30問中から自由に選択できるのではなく、5分野それぞれから6問中3問選択になっています。
近年は過去問から出題される傾向が強く、全体の40%程が過去問を流用した問題だそうです。
とても難しそうに感じますが、そんなことはありません。
合格にはこれの50%の正答率が必要です。
 
試しに平成28年度の過去問を受けてみたところ、まったく勉強していませんでしたが、15点中11点とれました!
合格には8点あれば大丈夫なので、かなり余裕があります。
僕はそれほど優秀でもないので、みんな同じかそれ以上解けると思います。
 
 それくらい基礎科目分野は簡単です。
問題の例だと、高等数学レベルの簡単な計算とか、常識的な物理問題などなど。
知らない単語が出てきても、択一問題なので、選択肢の言葉からなんとなく理解できるようになっています。
僕は化学がとても苦手なのですが、化学分野も難なく回答できました!
 

適正科目

15問出題される択一問題全てに回答します。

問題内容は技術士としての倫理的な問題。

常識的な範疇で回答できて、50%正答で合格です。

合格率は90%を超えると言われています。

 

試しに平成28年度の問題を解いてみると、15点中14点でした!

書いてあることは、技術士に関する法令や倫理的な課題などについてなので、難しい単語は多く出ますが、それらの意味を知っていなくても、常識的な考え方を持っている方なら回答できると思います。

 

専門科目

技術士には20の技術部門があり、それに順当な専門科目が課せられます。

僕の場合は電気電子部門なので、電気理論、電子応用、情報通信などの問題が出題されます。

35問出題される択一問題のうち、25問を選択して回答します。

正答率50%で合格です。

過去問題から多く出題されるそうなので、過去問対策は必須でしょう。

 

内容は見てみると「大学の試験を少し簡単にして、範囲を広くした感じ」です。

まだやっとことない範囲もあるので、はっきりとどれくらいの難易度かは言えませんが、一度勉強した範囲の内容はかなり簡単に感じました!

試験だと計算して、途中式とか定理とかは説明付けながらやらないといけませんが、技術士試験では選択なのでめちゃくちゃ楽!

 

ただ、範囲はめちゃくちゃ広い。

多分、大学の講義の期末試験の3科目分くらいはあると思うので、一ヵ月前くらいから対策しないと間に合わない人はいるかもしれません。

 

終わりに

技術士一次試験を受験し、晴れて合格すれば、技術士補になれます。

そこから最低4年間の実務を経て、難関である二次試験を受験し、合格することで技術士になれます。

技術士一次試験は全体で合格率50%程で、学生の合格率は80%程と言われる、国家資格においては簡単だと言われる資格ですが、二次試験は全体の合格率が15%と言われる、最難関試験です。

道のりは長いですが、将来を見据えて行くのであれば、技術士補になっておく他はないはずだ!

 

そして、何故大学に2年生に技術士の一次試験を受けておくべきかというと、3年生や4年生には他の資格を取っておくべきだからだ。

電気電子部門の学生なら電験三種などの資格は、とても価値があるものだし、難関であると言われる資格であるから時間をかけたい。

そして、勉強する前に準備をしておきたい!

だから、それらを受験する下地として、この技術士の一次試験はぴったりなんだ!

広く習得した基礎は必ず、他の資格勉強にも活用できるだろう。