零から

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雷が自動車に落ちても中の人が大丈夫な訳

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雷が鳴っているとき、開けた場所にいてはだめだとか、木の近くに立ってはいけない、っていうことをお母さんや先生に習いましたよね?

 

逆に、どこに逃げればいいのか?ということについて習うとすると、地下や建物の中、そして車の中と教えられたと思います。

 

地下はなんとなく雷が伝わらないということがわかりますし、家の中は外にいるよりは安全だと、直感でかんじると思いますが、車の中というのはどう思いますか?

 

僕の場合は子供の頃、不思議でなりませんでしたね。

だって、車の中にいたらお尻から電気が通って、感電してしまいそうじゃないですか!

  • 金属で電気を通しやすい。
  • 開けた道ではいい的。
  • おしりと背中が接地してる。

これだけでも、車に雷が落ちたらただでは済まないように感じませんか?

でも、大人は車に入った方が安全だと言うので、僕は不思議に思ってたんですよねえ。

 

静電遮蔽

そこで車の中が安全だという根拠は、こちらの『静電遮蔽』という現象。

 

導体(車のフレーム)に囲まれた内部においては、総電荷が零となることが、ガウスの法則より容易に証明が可能。

この状態を『静電遮蔽』と言います。

 

簡単に言うと、導体に囲まれた空間はあら不思議!総電荷はゼロとなるのです。

 

電荷が零だということは、電界零、電位零、つまり電流は流れないのだ!

このことについて、米国ボストン市にある科学博物館では、車による静電遮蔽による効果を実演している。

 

この効果は電子部品や回路に利用され、互いの干渉を防ぐために用いることから、静電シールドと言われている。

 

まとめ

雷が鳴ったら車に避難しよう!

静電シールドがあなたを守ってくれる。

 

ただし、運転をするのはやめた方がいい。

雷の落ちる衝撃と光により、ハンドルをとられるということがあるぞ!