零から

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大学の試験は過去問が不可欠だから1つはサークル入れ

自分のことを天才や努力家だと思っていないならば、大学の単位取得には、その講義の過去問が重要となってくるが、入学時にそのことについて意識していなくて、サークルに入らなかったりして、試験のときにいつも困っている学生が僕の周りにはあまりにも多い。

 

もしかしたら、彼らはこんな風に思っていたのかもしれない。

高校生の頃は、教科書やテキストで勉強したり、毎回の授業をまじめに受けていればある程度解けた。結果、成績が低くても、少し先生に怒られる程度で何とかなった。だから、大学生になっても、ちゃんと真面目に学生生活を送っていれば大丈夫だろう。

 

この考えは、僕は甘いと思う。

大学での講義は、まじめに講義を受けているだけで試験で問題が解けるほど、甘くはない。教科書やテキストを勉強しようと思っても、多くの教科書や参考書は無知な学生向けに書かれておらず、理解するのにも苦しむ。教授に話を聞いても、高校生の頃のように懇切丁寧な解説は期待しない方がいい。少なくとも、僕の大学での話だが。

 

そんな中、試験の道しるべとなるのが、過去問なのだ。過去問はその教授がどういう問題を出すかとか、レポートではどういう点が重要なのかなど、単位を取得するのに有効な点がたくさん詰まっている。多くの教授はその講義を何年も受け持つため、どうしても問題が被ったり、傾向が似通ってしまうためだ。

 

高校生に実感しやすい例を出すとすると、大学の入学試験と赤本の関係によく似ている。赤本の問題は試験で出るとは限らないし、全く同じ問題は出る確率がとても低い。しかし、試験の対策で赤本を解くのは、試験での問題の傾向を知るためだ。つまり、大学の試験に過去問を用いないことは、入学試験の対策に赤本を用いないのと同じこと。

 

僕が今受講している講義で、数学系の講義では、教科書中の試験範囲にて定理や公式の証明や導出の解説が、それこそ数えきれないくらいに取り扱っている。しかし、過去問を10年程見ていると、その中から出題されるものはある程度の量に絞られる。過去問を用いずに、自力で全ての範囲を網羅しようとするなら途方もない労力が必要だが、過去問の利用によってその労力を大きく削減することができる。

 

また、ある講義では、授業でほとんど取り扱わなかった分野から、大きなウェイトを占める問題が頻出で出題されたりすることもある。教科書で扱っていなかったり、そもそも授業で何も触らなかった部分から出題されたことだってあるのだ。

 

最後に、天才や底知れぬ努力家にとっては、過去問なんていらないのだろうと思う。教科書と講義の内容に合わせて、それを利用した問題が解けるような人に関して言えばだけどね。しかし、僕のような凡人学生とか成績優秀な人でも、過去問って必要になってくると思うんだよ。だから、過去問をあげたり、もらったりできる交友関係くらいは作っときなって話。サークルに入って、適当に活動したりして、適当に友人作るだけでもいいから、一つくらい入っとけば過去問の入手経路みたいなものができる訳よ。

 

あ、でもインカレとか、同じ学科の人がいないような場所はやめときなね。そういう所は、本当にそれが好きな人が行くわけで、過去問目当てに行っても期待は薄いからな。