零から

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効果に根拠のない商品が売れているのが、理系が起業して稼げる理由

ちょっと前にブームになっていた水素水だとか、ひと昔前から利用している人がいるであろう磁気ネックレス。扇風機だとかエアコンだとかで謳われるマイナスイオン、飲めば痩せることのできるサプリメント

 

水素飲んで何があるんだ、健康に効果があるとか本気で思っているのか?磁気の力で肩の凝りがなくなるなら、誰も方は凝っていない。マイナスイオンは物理的実体が不明ってだけで信用にも値しない。飲めば痩せられるなんて、そんなうまい話しがあるわけねーだろ。

 

ちょっと辺りを見渡せば、数えきれないほどに溢れている、効果に根拠のない商品を見ていると、理系ってやっぱり有利だなと思う。上記の商品はその効果に科学的な根拠が示されていないばかりで、過大に広告されていると感じるものばかりだ。そのため、理系の大学を出たり、そういった知識を持っている人は買うことはないから、買っているのは騙された文系の人である。

 

ただ搾取されていると言っても、商品を得ることで何も対価を得ていないという訳ではない。使用によって効果はないが、使用したこと自体に精神的な利益を得る。まあ、要するに霊感商法的な方法でつかまされる壺のようなものである。もっともっぽい理由付けをしてくるだけ、壺よるも悪質な気もするけどね。

 

ここまでくると分かると思うが、理系人や知識のある人なら、似たような商品ならいくらでも思いつくと思う。電磁気を通して、電磁気パワーの入った水「電磁気水」なんかだ。科学的根拠なんか何一つないが、水素水も似たようなものだ。これは理系にとっては全く興味も引かないし価値もないが、一般の人にとっては価値のあるものかもしれない。

 

まあ「電磁気水」なんかは二番煎じのようなものだし、詐欺のようなものだから、商売としては絶対に成り立たない。そこで、何が言いたいのかというと、この考え方は発想の転換や価値付けというものに由来することだ。転換するには発想が必要だし、価値をつけるには商品が必要だ。一見、知識のある人には価値のないと思える発想の「電磁気水」だが、それは一般の人や知識のない人にとっては絶対に生み出せない発想で、価値をつけることができれば商品となりうる。

 

だからこそ、理系の起業は稼げる。知識に基づく発想は、誰も見ていなかったものから価値を見出すことがある。最初にあげた例はその一例であって、調べれば無数に存在するであろうものだ。そのどれもが、元々はそういった方法で用いられず、価値も見出されていなかったであろうもので、だからこそ人々にウケたのだろう。レッドオーシャンからブルーオーシャンに移るには、そういった発想が重要だと思う。