かぜ鼻水はどこからくるのか
風邪をひいてしまいました。
喉はそこまで痛くなく咳などはないのですが、とにかく鼻水が大量に出てくる。
金の柄杓のように無限に出てきます。
どこからこの鼻水が出てくるのか、気になるので調べてみました。
かぜ鼻水の主な成分
かぜ鼻水の主な成分は以下のものです。
- 鼻腺からの分泌物
- 毛細血管からの血漿
- ウイルスや白血球の死骸
これらです。
このうち、鼻腺からの分泌物と血漿は透明ですが、死骸は黄色や緑色をしています。
風邪などで出る黄色い鼻水は、この死骸を多く含んだものです。
鼻腺とは
鼻腺とは、鼻の中に異物が入ってきたときに刺激され、より多くの分泌物を出します。
健康であっても常に粘液を出し続けているのですが、特に刺激されたときに大量の分泌物を出す様です。
つまり、風邪のときに大量の鼻水が出るのは、この鼻腺が刺激されているからなんです。
血漿とは
血漿は血液の成分とほぼ同じものです。
常に出ていて、健康でも一日に1リットル程分泌されています。
鼻の中は常に粘膜で覆われているのは、血漿と鼻腺から普段分泌されている粘液のおかげである。
風邪のときには、この粘液の分泌されている粘膜で炎症が起こります。
ウイルスや白血球の死骸とは
ウイルスなどが粘膜で増殖することで、鼻の中で炎症が起こります。
そのため、粘膜では白血球との闘いが起こり、死骸は膿として残ります。
この膿が粘液と混ざり合って、鼻水が黄色く変色したりします。
また、これらの死骸は異物として認識されるため、鼻腺を刺激する原因になります。
鼻腺が刺激されることで、粘液の分泌量が増え、鼻水が大量に分泌されるようになります。
鼻水を止める方法
鼻水は、鼻の中に異物が入り込み、鼻腺が刺激されることで大量に分泌されるようになります。
そのため、鼻の中を綺麗に保つことで分泌を抑えることができます。
風邪の場合、鼻の中に既に異物が存在する状態なので、それを除去することで改善が見込めるでしょう。
除去する方法は以下のものです。
- 鼻うがい
生理食塩水の作り方
水1Lに9gの食塩を入れて完成です。
2Lの場合は18g、100mLの場合は0.9gですね。
これを温めたりすれば鼻うがいで、あまり苦痛もなく実施できます。
なぜ鼻はつまるのか
鼻が詰まる原因は前述した炎症によるものです。
炎症が起こることで、鼻の奥の壁がはれ上がります。
これにより隙間が小さくなることと、粘液の分泌や膿がでることで容易詰まってしまいます。
鼻がつまることで鼻水を外に排出することが難しくなるので、炎症がなかなか収まらなくなります。
鼻づまりを直す方法
鼻づまりの原因は炎症ですので、血行を改善することで治ります。
ただし、血行を改善するということは、血漿などの分泌物の増加が考えられます。
そのため、鼻づまりを直すことで、鼻水の量は増えることもあります。