TRPG初心者の僕が自分のシナリオで母と遊んでみた!
TRPGのルールブックを購入した僕が、自分で作ったシナリオで母と遊んでみました。
なかなか面白かったので、みなさんには、TRPGというのがどういったものかということを解説しながら、実際に母と遊んだ体験について書きますね!
- TRPGのルールブックを購入した僕が、自分で作ったシナリオで母と遊んでみました。
- TRPGとは何か?
- TRPGの目的
- RPGだということ
- TRPGを母と遊んでみました
- TRPGをやった母の感想
- TRPGをやった僕の感想
TRPGとは何か?
TRPGとは、テーブルトークロールプレイングゲームという遊びのことです。
RPG、ロールプレイングゲームについては、なじみ深い方は多いかもしれませんね。
RPGと言えば、ドランゴンクエストやファイナルファンタジー、風来の試練などという、テレビゲームが有名です。
あれらはテレビの画面の中で、プレイヤー、すなわちあなたは世界を救う勇者になります。
TRPGは言葉の通り、テレビの中で勇者になるのではなく、テーブル上の会話で、プレイヤーは勇者になります。
TRPGの目的
プレイヤーには一人一人に、ひとつのキャラクターを与えられます。
そのキャラクターはあなたの分身となって、ある物語を体験します。
その物語は宝探しだったり、部屋に閉じ込められたり、恐ろしい怪物から逃げたり、それらは非現実な内容でしょう。
プレイヤーはキャラクターを通じて、その物語を体験します。
そして、TRPGの目的というのは、楽しくその時間を過ごすということです。
プレイヤーが操作していたキャラクターは不慮の事故に見舞われるかもしれませんが、もしもその物語を楽しむことができれば、それは成功なのです。
RPGだということ
物語の中でプレイヤーは、たくさんの選択を求められます。
例えば、小さな女の子が泣いていた、としますね。
普段のあなたならば、その子を泣き止ませようとしたり、無視して立ち去ったり、店員に伝えたりと、自分が何をするかということを、選択していると思います。
TRPGも同じで、プレイヤーは自分の操作するキャラクターが何をするだろう、ということを選択して、それが物語に反映していきます。
例えば、プレイヤーが操作するキャラクターが「学校の先生」ならば、きっと泣き止ませに行くでしょう。
しかし、「極悪人の犯罪者」なら、無視して通り過ぎると思います。
プレイヤーがどれほど善良な市民でも、その人が操作するキャラクターは最悪な犯罪者なのです。
これこそが、ロールプレイング、役割を演じるということです。
TRPGを母と遊んでみました
上記のようなことを母には伝えて、TRPGを母と遊んでみました。
衝撃のキャラクター作成事件
まずは、母のキャラクターの作成から。
キャラクターの容姿、体格、知識などをダイスを振って決めていきます。
そのとき、事件が起きました。
というのも、母の作成したキャラクターがとても衝撃的だったのです(笑)
以下、物語の登場人物(NPC)が母のキャラクターと出会ったとき、物語の登場人物が受けたと思われる印象です。
『体長は2メートルを超すだろうか。あまりに巨大な体躯に似合わない、貧弱な肉体と老婆のような姿勢。その者は魚のような面を私に向け、粘液質な液体を滴らせながら、口を開き、自らの出自を語り始める。知性をほとんど感じさせなかかったが、言語を用いる程度の文化を持つことに安心した私は、その者の口から衝撃的な事実が聞き、驚きを隠せない。その者は私と同じ日本の出身で人の女性の名を口にした。彼女は私と同じ人間だというのだ』
即興で考えましたが、まあこんな感じです。
こんなキャラクターが生まれてしまうとは思っていなかったので、僕は母に適当に調整してもらうことで、なんとか人間が生まれました‥。
いやホント、母が作ったキャラクターは怪物だと思われて殺されるくらい酷くて、笑うしかなかった(笑)
母も上のような描写になるよというと、「なんでそんなことなってるの!爆」みたいな感じで。
まあ、調整したあとは人間っぽくなれたけど、それでも顔は怪物みたいな感じだけどね‥。
いざ、ゲームを開始!
いざゲームを開始してみて、母に選択を促しました。
僕「あなたは目を覚ますと、すぐ近くに、自分と同じように倒れている人がいるのに気が付きます。どうやらあなたは見知らぬ部屋に倒れていたようです。どうしますか?」
母「うーん。とりあえず、部屋を見渡します」
こういったやり取りを何回か続けるなか、母はなぜか部屋に倒れてる人(僕)を起こしてくれない(-_-;)
起こさないで、周りの本棚を触ったり、明らかに怪しい鳥に話しかけたり、かわいい鳥のぬいぐるみを持ち上げたり‥。
僕「その、倒れてる人、起こさないの?」
母「ん?後でもいいかなって‥」
そうして、ようやく起こしてくれても、なぜか僕のことをイジメてくる母のキャラクター。
もう一人女の子が登場人物として登場しているのですが、基本的に二人で行動。
僕はいつも部屋に置いてけぼりをくらっていました(笑)
母「この部屋を探索しようかな。それじゃあ、あなた(僕)は部屋の外で待っててね」
僕「わかりました。それじゃあ、見張ってますね(やばそうな怪物がいる部屋で)」
その後も、不気味な鳥が入っている鳥かごを、何とかして破壊しようとしたり、鳥かごから鳥を出そうとします。
(鳥は嘘ばかり言って、明らかに何かを企んでいるのに!!)
母「鳥かごを開けに行きます!」
女の子&僕「だめだ!!開けたら嫌な予感がするよ!!!」
母「それじゃあ、強引に鳥かごを破壊します!!」
女の子&僕「強引に取り押さえた!」
みたいなやり取りをすること、およそ1時間半。
(1時間以内に終わるはずだった!)
最終的に、少女だけ助からず、僕と母だけが生き残ることに‥。
もともと、この物語では少女が生き残らない結末はなかったのに、少女は助かりませんでした(´;ω;`)
とにもかくにも、僕と母はTRPGを初めてやり終えました。
(僕も初めてだった)
TRPGをやった母の感想
まあ、楽しいのと、楽しくないの半分半分だった。
楽しくないのは、内容がよく分からなかったことと、恥ずかしかったことかな?
楽しかったのは、TRPGを通して、家族でコミュニケーションがとれたこと。
Qまたシナリオを作ったら、一緒にやりたいと思う?
Aまあ、時間があれば。
QTRPGで分からなかったことって?
A謎解きとか、難しい言葉が多かった。
僕が話をしていた感じ、とても楽しいという訳ではないし、全編通して楽しいと感じることはなかったけれど、全く楽しくないということはないって感じです。
簡単に言うと、あと数回やったらハマりそう、って感じでした(笑)
TRPGをやった僕の感想
今回、僕はTRPGを初めて、プレイヤーとしても、進行役としても、シナリオライターとしても遊びました。
芝居で例えるとわかりやすいかもしれません。
僕は今回、脚本を書いて、スタッフを雇って、自らも演技して、俳優の演技を監督して、ひとつの物語を完成させました。
評価はそこまで高かったわけではありません。
母が最高に楽しかった、と言わせるのが目的でしたから、それとは程遠いでしょう。
しかし、今回の体験は非常に刺激的でした。
自分の創作意欲は著しく刺激されましたし、そして何より母とコミュニケーションをとることができたのは嬉しかった。
年が30以上も離れているので普段は二人でボードゲームすらしませんが、こんな風に遊ぶことができたのは、TRPGで遊んだってことよりも、ずっと価値があるように感じました。
新しいシナリオを作ったら、また母と遊ぶ予定です。
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