人間のエゴがコーギーの尻尾を切り取る
コーギーと言ったら、胴長に短足、お尻を振り振りして歩く姿が愛らしく、ペットとしてとても人気な犬種だと思います。昔は牧畜犬、またはそれらを守る番犬としても働いていたこともあって、活発で好奇心旺盛、飼い主に従順という、なんとも愛らしい性格をしています。
僕は動物は基本的に何でも大好きなのですが、犬もそれの例に漏れず、コーギーはその中でも特に好きな犬種の一つです。
そのため、ペットショップや町中で歩いていたり、動画などでカワイイ姿を見せるコーギーのほとんどが絶尾されていることに、心を痛めています。
コーギーの尻尾
まず、コーギーの尻尾について知らない人のために説明しますと、コーギーってもともとは他の犬と同じように、ふさふさの長い尻尾を持っているんです。
ページの最初に乗せている写真と比較すると、一目瞭然ですよね。
このコーギーの尻尾なんですが、実は生まれてすぐの段階で切られちゃっているんです。
その方法には直接切ったり、腐らせて離脱させる方法など、いくつかあるのですが、どれも相当な苦痛を味わうものだと言われています。
具体的には、痛みのショックや病気で死んでしまうくらい。
なぜ尻尾を切ってしまうのか?
尻尾を切るのは、古くからはいろいろな理由がありました。
牧畜犬としての仕事に邪魔になるからだとか、税金がかかるからだとか。
しかし、現在に至っては、商品価値を上げるためだけに、尻尾を切り落としています。
尻尾がないという方が、カワイイということで、人気であるのが残念ながら現状であるため、そうした方法が黙認されているということなのでしょう。
人間のエゴで切られる尻尾や耳
こういったことは古くからペットの取り扱いでは行われていて、断尾はプードル、コーギー、ピンシャーなど、断耳はボクサー、シュナウザー、ピンシャー、ドーベルマン、グレートデンなどの犬種で行われています。
こういった行為は近年になって、動物愛護などの観点から問題となっており、イギリス、ドイツ、オランダ、デンマ-ク、スウェ-デン、ノルウェー、オーストラリアなどでは禁止されていますが、日本の「動物の愛護及び管理に関する法律」においてははっきりと禁止されていません。
この行為の多くは、見た目が可愛くなったり、かっこよくなるといった、商品価値の向上のためのものです。
中には、病気の予防に行われているものもありますがね。
ただ、多くも場合は、人間によるエゴによって切られています。
終わりに
コーギーの尻尾は商品価値を上げるために切られていると説明しました。
消費者の認識が変われば、こういう問題は変わるだろうなあと思います。
尻尾の切られたコーギーを可哀そうだと思える人がもっと増えれば、買うときには尻尾の切られていない子を選ぼうと思う人も増えるでしょうし。
今は、コーギーの尻尾について、切られてしまっているということを知らない人も多いようです。僕の友人や母も、そのことについては何も知りませんでした。
そのため、この記事を書こうと思ったわけです。
そういえば、近所のコーギーも尻尾はなかったなあ。
とても人懐っこい子で、たまに飼い主さんに撫でさせてもらうのだけれど、この子も昔そんな壮絶な経験をしていたのかと思うと、本当にかわいそうだと思う。
ただ、優しい飼い主さんに出会えたみたいで、良かったとおもうね。
最後に、尻尾のあるコーギーの癒される動画のっけときますね。
では!